ミャンマー人のお宅で家庭料理をご馳走になったよ

ミャンマー人のお宅で家庭料理をご馳走になったよ

美味しさの裏にある
背景を読む

バングラデシュと共通点を
感じていたミャンマー料理。
このたび、ミャンマー人宅で
家庭料理をいただける機会が
やってきてご馳走になってきました。

家に入ると
テーブルの上にはご馳走が用意されていました。

ふぁ~!おいしそう~~

事前にお願いしていた料理と
おもてなしで用意してくださった料理
美味しそうなお皿が多数。
見てるだけで幸せな気持ちに。

今回はイスラム教徒のミャンマー人の
ご夫婦が作ってくださったのですが
お二人とも料理上手。
旦那さんはインドネシアで
シェフを務めていた経験がある本格派。
これは期待が持てます。

さてさてどんなお味でしょうか?
いただきます!

ロヒンギャおにぎり

以前、樋口美沙さんにじょいっこの部屋
来てもらったときにお話していた
ロヒンギャおにぎり「ビニチャップ」
を作ってもらいました。

ずっと食べたかったので念願叶って嬉しい!
おにぎりを揚げてあると聞いていたので
重いかなと思っていましたが
そんなに重く感じずとっても美味しい

ごはんのモチモチ感とほんのり甘さも感じる。
そして中には鶏肉が入ってます。
想像とは違う美味しさで大満足!

ちなみにロヒンギャとは
主にミャンマー西部のラカイン州で暮らしてきた
イスラム教徒の方々がが名乗る「民族名」のこと。
ロヒンギャ難民問題―世界で最も迫害された少数民族より

ミニハンバーグ

小さいサイズのハンバーグ?
ケバブ?は程よい大きさで
パクパク行けてしまう。

チキンカレー

このチキンカレーとっても美味しい!
肉は柔らかくていろんな旨味が凝縮されている。
コブミカンも入っていてタイの要素も?!

こちらの味付けはミャンマーの味付け
というわけではなくオリジナルなんだとか。

鯰と青トマトのカレー

これはバングラデシュの魚のジョルに近い。
シャバシャバ水分の多いカレー。
青いトマトは酸味と甘味があって
白いご飯と一緒に食べると最高だった。

ラペットゥ

ミャンマーの伝統的な発酵茶葉「ラペソー」を
和えたサラダ。
これこれ!
ミャンマー料理と言えばこれだよねな一品。

キャベツの千切りと干し海老とナッツであえて
あって茶葉の酸味と良く合います。

エビのプラオ

ふぁ~!
大きな殻&頭付きの海老とレモン
そしてミントが添えてあって
見るからにおいしそう。

お米は長粒米で旨味たっぷり。
インドのビリヤニとは一味違う。
隣国のバングラデシュの
要素をちょっぴり感じる
おいしいプラオでした。

添えてあるミントが
庭で取れた物とのことで
新鮮なのもよかったです。

薬味類

プラオがバングラデシュっ
ぽいな~って思ったのですが、
薬味類がバングラデシュの
ボルタそのもの!

アルボルタ(じゃがいも)
ベグンボルタ(茄子)
マンゴーのアチャール
バラチャウン(ミャンマーふりかけ)
など

バングラデシュ料理とミャンマー料理が
入り混じった薬味たち。

ボルタはバングラデシュの
ボルタとは一味違い
マスタードオイルは使っておらず
オニオンスライスの主張を感じる
ロヒンギャ独自の調理法のボルタでした。

辛いボルタ?アチャール?は
なんとバングラデシュのシュッキ入り
シュッキとは干し魚の事。
ほんのり独特な魚の香と旨みが
あってこれは日本人が好きな味ですね。

セマイン

ミャンマー風 セミヤのデザート
と教えてもらいました。
バングラデシュだとシェマイというけれど
セマインって言うんですね。
微妙に近い発音なのが面白い。

甘い牛乳のスープに入った
細い麺状のスイーツ。
ごはんの後にホッとします。

そして、デザートが入っている器が
日本の茶碗みたいで可愛かった。

ファルーダ

ふぁ~!
ファルーダが色とりどりで
テンションが上がります。

事前にリクエストしていたのですが
ミニサイズとお願いしたのに結構大きい(笑)
食べられるか心配ですが・・

甘い!でも美味しい!

ミャンマーのファルーダの特徴は
麺的なものが入っていなくて
その代わりにプリンが入っている所

ここのファルーダのプリンは手作り感たっぷり。
卵焼きのような卵たっぷりのプリンで
単体でもかなりおいしそうなプリンでした。

食べきれるか心配でしたが
ぺろりと完食!

まとめ

ロヒンギャの料理は
館林にあるロヒンギャ料理店
ALH MINI MART AND RESTAURANT
で食べた以来。

バングラデシュにも通じるところがあり
非常に興味深くいただきました。

料理をご提供してくださったご夫婦が
日本語堪能でいろいろ説明して
くださったのも良かったですね。

暑い日だったのですがクーラーなしで
窓から吹いてくる風の天然エアコンの
中で食べるのが現地を感じさせてくれました。

ご馳走していただいた
お礼はして帰りましたよ~。
また機会があったらお伺いしたいと思います。

料理を作ってくださった
ミャンマー人のご夫婦、
ご案内してくださったマサさん、
ご一緒していただいた皆さん
どうもありがとうございました!

おいしい世界の料理が
食べられるのは嬉しいけれど
その背景にある国の情勢も
考えなければならない
ミャンマー&ロヒンギャの料理が
食べられるようになったということは
母国が大変だということかもしれない
そんな人々の背景にも心を寄せて
美味しさを噛みしめる

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