人生の分岐点のような
そっとそこにある場所
グルメ友だち(米に握られたおじさん)から
美味しいカレーが食べられる
ステキな飲み屋が出来たから行こう
と声をかけていただきました。
2024年11月に出来た
分水嶺(ブンスイレイ) というお店。

最寄り駅は巣鴨新田駅のようですが
大塚駅から歩いて約8分位で行けました。

折戸通り沿いに現れる
分水嶺(ブンスイレイ) の看板
どこかレトロな雰囲気。

地下へ降りると

センスの良い空間が待っていました。
緑の壁にステンドグラスのような照明。
コの字型のカウンターの中から
オーナーシェフの女性がお出迎え。
優しい雰囲気の素敵な方です。

音楽好きとのことで
床の間的スペースには
レコードが飾られていました。
かかってる音楽が
青葉市子、中村佳穂、七尾旅人などで
じょいっこ好みのセレクト。

本棚には独自の路線の本が並びます。
ガロ的な漫画や山田村ワルツのビデオテープなど
レトロなセレクト。
一人で飲みに来て、漫画を読みながら
お酒を飲むのも良いですね。

食事メニューはそんなに多くありませんが
ひと癖ある料理が並び
じょいっこ心をくすぐります。

お酒のセレクトも面白い。
カルダモンミルクティーハイ
650円

一番味の想像がつかないお酒を
オーダーしてみました。
カルダモンとミルクと紅茶と
焼酎を合わせちゃう?!
とびっくりな組み合わせですが
これがなかなかイケる。
おつまみはメニューの
上から下まで全部オーダーしました。
紅乙女 べにおとめ
ロック

友達は完全にジャケ買い(笑)
江口寿史のイラストのラベルのゴマ焼酎。
一口いただきましたがほんのり
ゴマの風味が感じられました。
本日のおひたし
400円

あ~こういうのいいわ~
エスニック食べ歩きをしていると
なかなか野菜摂取できないので
野菜が出てくるとほっとします。
小松菜と茄子にたっぷりのお出汁。
茹で加減もばっちりでした。
厚切り雲仙ハム
500円

普通のハムとは一味違う。
肉々しくてジューシーな美味しさ。
それにマヨネーズと胡椒をつけて
食べるのがまた良いですよねー
かに味噌クリームチーズ
600円

バゲットとクリーム的なものが出てきて
「ん?かに味噌じゃないじゃん」
と思ってしまったのですが、
しっかりかに味噌です!

白いクリーム的なものの中に
かに味噌の風味がふわり。
こんがり焼いたパンに塗って食べると
口の中に幸せが広がりました。
うずらの台湾風煮卵
400円

ほんのり魯肉の味が染みた
ウズラの卵。
小さいので少しづつ口に入れられるので
お酒の良いおつまみになりす。
あっさり魯肉(台湾風豚角煮)
600円

ふぁ~!お肉が柔らかい!
台湾の魯肉の味が染みて美味しいな~
好物の脂身もしっかりあって
口の中でとろけました。
角煮っぽかったのでからしをもらって
つけましたが、からしないほうが
美味しかったです(笑)
本日のグラタン
600円

ただのグラタンかと思ったら大間違い。
ジャガイモ&チーズのほかに
いぶりがっこが入っています。
そのスモーキーな香りが意外にも
グラタンに合う!
この日一番のお気に入りでした。
本日のカレープレート
1200円

ふぁ~!
素敵な盛り付けのカレーが出てきました。
装飾がされたシルバーのターリーの上に
ピラミッド型に盛られたごはん
それに2種のカレーとアチャールがつきます。
実はこちらのシェフはネパール料理の名店
サンサールで働いていた経験のある方。
そのままズバリなネパールカレーでは
ないですがその片鱗が所々に
感じられる一皿です。

ズッキーニのカレー。
シャキシャキとズッキーニの
食感が感じられるのがいい。
味付けは穏やか。

キーマカレーも優しい辛さ。
さらっとおいしい。

2種のアチャールは
ゴルベラコアチャールと野菜のアチャール。
ゴルベラコアチャールを口に入れて
やっとネパールの要素を感じました。
ごはんは日本米でべちゃッとしていなくて
程よい炊き加減。
カレーとピッタリ!

どれも美味しかったですね~。
店主さんの感じも良くて
楽しいひと時でした。
今回はカラオケを楽しむ時間がなかったので
次回はカラオケを歌わなくては。
ちなみにじょいっこは
松任谷由実の物まねが得意です♪
※気まぐれでお休みになることがあるので
SNSでご確認の上訪れてみてください。
https://x.com/bunsuireiotsuka
山に降り注ぐ雨水が
異なる方向に流れ
それぞれの水系の
境界線となる峰
いろんな人が訪れ出会い
そして去って行く
ただ私は見つめる
人々がそれぞれの道に進むさまを
人生の分岐点のような
そっとそこにある場所で
分水嶺(ブンスイレイ)
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