永遠に
正月が続いたら
じょいっこのお気に入りの
ネパールのお店マナンカフェに
久しぶりに行ってきました。
外見はネパールの食材店なのですが
のれんの向こう側に
小さなレストランが
待ち受けています。
ネパールの独特な感性の内装で
日本にいるとは思えない雰囲気が立ち込めています。
一応メニューはありますが
事前に予約して特別料理をお願いしておきました。
今回のオーダーは
●ソルクンブの正月の料理
●他店では食べられないような料理
●以前食べたスープ
をお願いしました。
正月料理
ふぁ～
今まで食べたことのない料理が出てきて
テンションがあがります。
ちょうど日本が正月なので正月料理を
お願いしたのですが、ネパールでは
場所や部族によって
正月の時期や料理は異なります。
今回作って貰った料理は
アニタグルンさんの出身地
ネパール東部のソルクンブ郡のもの。
チベットに近いため
その影響が垣間見えます。
正月に食べるというマルダ。
ディドのような練り物。
ツァンパにギーを混ぜたもので
ねっとりなめらかで柔らかい。
麦の風味とギーの油分が融合して
はじめて食べる料理でしたが
なかなか好きでした。
※ツァンパ
主にオオムギの変種であるハダカムギの種子を脱穀し、乾煎りしてから粉にした食品。コムギやオオムギ、上新粉など別の穀物を用いる場合もある。
wikipediaより
もう一つのお皿にはミックスアチャール
鶏肉のタルカリ、アルダムの3点セット。
鶏肉のタルカリは唐揚げに甘しょっぱ辛く味付けしてある感じ。
中華っぽい雰囲気もあります。
アルダムはじゃがいものスパイス和え。
ミックスアチャールは大根キュウリにんじんをゴマ＆スパイスで和えた物。
チャン＆卵
（チャンの代わりにマッコリで）
正月に飲むというチャンに卵を入れた物。
チャンが日本ではないのでマッコリで代用。
電話で聞いたとき、
生卵を入れるのかと思ったら
炒り卵が入ってました。
ほんのり甘く温かいマッコリに
油たっぷりの炒り卵…
不思議な感覚ですが、徐々に慣れて行きます。
最後残った炒り卵を食べたのですが
酒が沁み込んだ卵焼って感じで
はじめての体験でした(笑)
豚のソテー
見ただけでおいしそうってわかるでしょう？
スパイスは穏やかで豚本来の旨味を味わう。
白い部分はじゃがいもかと思ったら脂身。
油スキーとしてはこれがいい！
豚タン
他店では食べられない珍しい料理
というオーダーのために作ってくれたであろう
豚のタン。
コリコリ食感で脂も乗っていて
これも美味しかった～
ティムルソース
マナンカフェ自家製の辛いソース。
肉にこれを付けて食べると
旨味と辛さがプラスされてじょいっこ好みに。
バター茶
娘さんに地元ソルクンブから持って来てもらった
磚茶でバター茶を作って貰いました。
甘さはなくてほんのり塩気。
まるでスープみたい。あたたまります。
せっかくなのでバター茶と
ツァンパで練り物を作ります。
バター茶を少量容器に入れて
ツァンパを入れます。
指で混ぜて行きます。
人差し指一本で混ぜるのが主流だそうで
て全体を使ってたアジアハンター小林さんは
注意されてました(笑)
練っているとだんだん塊が出来てきます。
お好みで砂糖を入れても良し。
形作って口に放り込みます。
素朴な味わい・・
チベットやチベットに近いネパールで
食べられているんだそう。
スープとティーモモ
前回食べて美味しかったので
再リクエストした料理。
ティーモモは前回より力強い食感。
まるでうどんのよう。
ひょっとしたら寒い日だったので
発酵が進まなかったのかもしれません。
スープと一緒に食べるのもいいですが
ピリリと辛いアチャールと一緒に食べるのもまた良し。
黄色みがかったスープ。
野菜たっぷりで柔らかく煮込まれたお肉も入ってます。
まるで日本のお雑煮を食べている感覚。
ギーも入っているようで油分も感じました。
どれも美味しかった～！
今回も貴重な経験が出来ました。
最初は食材店の奥に
レストランがあるっていうだけで
興奮していましたが
ソルクンブの独特な料理の
引き出しがすごくて・・
何度行っても新鮮な驚きがありますね。
行くのにハードルが高いお店ですが
ゼヒ多くの方に行ってもらいたいお店です。
事前予約が必要ですので
2名以上で電話で予約してから
行ってみてください。
まずはダルバートから試してみては？
マナンカフェ
正月は美味しくて楽しい
永遠に続いて欲しいと願うけど
正月は特別だからこそ素晴らしい
毎日休みでお雑煮を食べていたら
あっという間に激豚り
荏原にあるソルクンブ
マナンカフェ
