部族を超えた愛と
美味しい豚
最近ネパール料理店が増えていますが
珍しいリンブー族&ライ族ご夫婦が営む
ネパール料理店が野方にオープン!
という事で行ってきました。
セワロ。
2024年10月オープン。
リンブー族の言葉で
「セワロ」は「ナマステ」の
意味なんだそうです。
野方駅から徒歩2分。
賑やかな場所にありました。
集合が11時だったので開店前にトーチャコしてしまいました。
以前は中華料理店など違う国の料理店が
入っていた場所を居抜きで利用しています。
リンブー族(旦那さん)&ライ族(奥さん)がお出迎え。
感じの良いお二人です。
旦那さんはリンブー族の服を着て待っていてくれました。
2人は日本で知り合いました。
ネパールでは同じ部族同士での結婚が多く、
別の部族とはあまり積極的に結婚しないんだそうです。
メニューはナンからネパール料理から
揃っていますが、今回は事前に注文した
リンブー族&ライ族の料理を出してもらいました。
日本人は最後にチャイを飲むことが多いですが
ネパールでは最初に飲むんだそうです。
砂糖入りのほんのり甘いミルクティですね。
ジャルというお酒も飲むんだそうです。
ジャルとはネパールのチャン。
今回はチャンがないのでマッコリで代用。
ほんのり甘くて飲みやすいです。
リンブー族では生まれたらすぐに
儀式的な意味でジャルを飲むそうです。
カジャセット的な物。
豚肉の料理とチウラ
生野菜、えびせん、ムラコアチャール
が四角いプレートに乗って出てきました
リンブー族では豚肉をよく食べるんだそうで
とっても美味しい!
血を入れるか?入れないかと聞かれて
「血入り」でお願いしたところ
肉に濃い茶色のぽそぽそとしたグレイビー
がまとい、それが堪らなくいい。
チウラ以外にもチャナチュールの甘い版
みたいなのとかピーナッツの炒ったもの
なども乗っていました。
ダルバートのリンブーライ族バージョンも作って貰いました。
ダルが独特な味がしました。
しゃばしゃばでほんのり油が入っていて。
食べ慣れていないその味にちょっと不思議な感覚でしたが
ごはんにも良く合い美味しかったです。
チキンのカレーは肉が柔らかい♥
骨が細かくついていますね。
水分多めのジョルでした。
上に生クリームぐるぐるアートの
野菜カレーは味もマイルドで生クリームを感じました。
これはリンブーライの味ではなく
日本人に寄せたのかしら?
なんか洋食っぽい味わいで結構好きでした。
それ以外にターリーに
先ほどのと同様の豚のフライ
とごはん、ミックスアチャール、
サグ、生野菜、パパドなどが
乗ってました。
お土産でリンブー族の
ワッペンをいただきました。
可愛いデザインですね。
リンブー族のお祭りのときなんかに
付けて行くと喜ばれるんだそうですよ。
自分はリンブー族とライ族について詳しくなく
理解できない部分もあったので
もうすこし勉強して再訪したいなと思いました。
親切で感じの良いリンブー&ライ族夫婦。
なかなか珍しい部族の料理店なので
長く続いて欲しいですね。
ご近所の方は良かったら行ってみてください!
愛し合っていれば
どんな障害も乗り越えられる
部族が違っていたって関係ない
日本のみんなに
リンブー族とライ族の
美味しい料理を食べて欲しいから
野方から愛をこめて