深くて遠い
インド料理の魅力
インド食器・調理器具専門店を営む
アジアハンター社 代表の小林真樹さん。
インドに関する書籍を
多数出版していますが
新刊が発売されました!
『深遠なるインド料理の世界』
2024年12月13日発売
わたしの旅ブックス
食器買い付けのためにインドに通って
食べ歩いたアジアハンター小林真樹さんの
インドへの深い愛と溢れ出す
知識を詰め込んだ食エッセイ。
ディープな現代インド料理論であると同時に
インド料理入門の決定版ともいえる一冊です。
早速入手して読んでみました。
ローガンジョイでも読みやすい!
パラパラとページをめくってホッとしました。
最近老眼が進んでしまいなかなか読書がはかどらないじょいっこですが、
この本なら読める!と確信しました。
字が大きくて写真がふんだんに散りばめられているので
読書から遠ざかっていたじょいっこでも読みやすかったです。
そして、内容もとっつきやすかった~
ずばり、本に書かれているのは
背表紙にある料理についてです!
バターチキン/ナン/ビリヤニ/タンドリーチキン/ターリー/ミールス/ダルバート/ファルーダ/チャパティ/ドーサ/モモ/チキン・マンチュリアン/グラーブ・ジャームン/マクドウェル/チャイ/ラッシー
ずらりと並んだインドの定番料理。
インド料理マニアじゃない人でも知っているんではないでしょうか。
何を今さら・・
なんて思いながら読み進めると
深いっ・・・
料理の起源から背景、現在への進化~
これからの展望まで網羅されています。
それに付随する小話も楽しい♪
深くて細かいけどどこかひょうひょうとした語り口で
小林さんのフィルターを通して
インドの食文化に引きずり込まれます。
これを読んだらインド料理の知識がグンとアップ!
特にうんちくを語りたい人なんかは
必読のバイブルになるんじゃないかな?
インド料理への深い愛
本を読んでいて「この人すごい・・完全にやりすぎだ」
と感じる部分がありました。
自分はまだバングラデシュに一回行ったぐらいですが
行くときに多くの人から「水は飲むな」「氷は食べるな」
「生野菜はペットボトル水で洗ってから」など
言われてなるべく注意して旅行しました。
ところが、小林さんはひるむことなく
果敢にあらゆる料理にチャレンジしています。
特に驚いたのがファルーダの章。
「氷を使う点が衛生面でやや心配ではあるが、
酷暑の厳しいデリーにあってこの得難い清涼感は格別だ」
わ!氷食べてるっ!!
それ以外にも怪しいお酒なども飲んでいるようでした。
自分の体のことも気にせず
探求心に忠実に突き進んでいく小林さんすごい・・
そして、ひとつひとつの料理や
それを取り巻く人々への愛がすごい。
料理を食べながら小林さんが感動されているのが伝わってくるんです。
そんな愛を感じる文章って引き込まれちゃいますよね~
セカイめし愛好家じょいっことしては
いろいろと学ぶ部分がありました。
ステキな本をありがとう
いろいろ書きましたが
小林さんの知識の豊富さと文章の上手さとユーモアに脱帽・・
小林さんのような方が日本に、いや世界に存在し
インド料理のことを深堀りしてくださって
その文章が読めるというのは
幸せなことだな~って思います。
また、いくつかじょいっこが同席して
食べた料理などもあって感慨深かったです。
読書後はインド料理のフルコースを読んだような気持になり、
心がインドへと旅立ちました。
ぜひ皆さん買って読んでみてください!
ナマの小林さんに会うと
サインももらえちゃうよ!!
美味しいだけじゃない
一つ一つの料理に歴史がある
宗教や気候などの影響を受けながら
生まれ、進化したインド料理たち
読んで知って食べたら
きっともっと楽しくなる♪
『深遠なるインド料理の世界』
2024年12月13日発売